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我々は、これまで何を、食べてきたのか? いま何を、食べているのか? そして、これから何を、食べてゆきたいのか? 思索

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www.yomiuri.co.jp/e-japan/hokkaido/news/20090926-OYT8T00025.htm



食料自給率250%目標…JA

JAグループ北海道は、10年後の北海道の食料自給率(カロリーベース)を250%に引き上げる目標を掲げ、自給飼料の増産や野菜、豆類などの契約栽培拡大に取り組むことを決めた。日本における食料基地としての存在感をより強固にするのが狙いだ。11月に札幌で開かれるJA北海道大会で傘下の農協組合員から承認を得られ次第、具体策を講じる。

北海道の食料自給率は198%(2007年度)だが、日本全体の食料自給率は40%(同)にとどまり、先進国では最低水準にある。一方、世界の主要な農業国の食料自給率は、オーストラリアが237%(03年)、カナダ145%(同)、米国128%(同)、フランス122%(同)で、軒並み100%を超えている。

鳩山政権は、衆院選のマニフェストに掲げた「食料自給率の向上」に今後本格的に取り組む見通しだ。JAグループ北海道は、これを先取りするかたちで「250%」の目標を設定した。

酪農では、耕作放棄地で牧草などの自給飼料を増産し、輸入飼料の削減を目指す。畑作では、加工・業務用のニーズに応じて生産する契約栽培を強化する。また、稲作では、新品種「ゆめぴりか」を軸に新規市場の開拓を進める。こうした取り組みを通じて、農家の所得増や農村における雇用機会の拡大にもつなげたい考えだ。

(2009年9月26日 読売新聞)




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www.townnews.co.jp/020area_page/04_sat/02_ashi/2009_3/09_26/ashi_top2.html


南足柄市
“農家になりたい人”に新システム
一般市民が農業に参入できる「市民農業者制度」を発足
 
「定年後、農業がしたい、楽しみたい人」にも対応(図1)
 
古屋 富雄 事務局長
 
福沢地区の遊休農地
(平成20年7月)
 
タマネギ畑に復元し収穫
(平成21年6月)
 

 「新たに農家になりたい」「定年後に農業がしたい」-と思っても、一般の人が農業に参入することは難しいといわれる。農地法などにより、耕作者や農地を守る網がかかっており、農地の売買や貸借、権利の移動等に関する垣根が高くなっているからだ。

そういうなかで、南足柄市では平成19年4月に「農業経営基盤の強化の促進に関する基本的な構想」を策定。同構想に基づき、南足柄市農業委員会(柳川正吉 会長)は20年10月に「南足柄市新規就農基準」を設け、それに続くものとして県との検討を経てこのほど、「市民農業者制度」を導入した。

これらのシステムが整ったことにより、新たに農業参入を目指す人たちにとって、南足柄市では300平方メートル以上の耕作面積から市民農業者として従事できるようになった。

新たな農業参入システムを導入した背景
高齢化と後継者不足
耕作放棄地の拡大


南足柄 市の農業経営は、昭和40年代から兼業化が進み、農業者の高齢化や後継者不足などで農業の担い手の確保が大きな問題となっている。農業を主とする基幹的農 業従事者の年齢は65歳以上が6割を占めている。農業の担い手である認定農業者らの経営規模の拡大もなかなか難しく、優良農地の遊休化(耕作放棄)が進む という深刻な状況になっている。同市農業委員会による平成20年度耕作放棄地全体調査では、市の農地面積約760ヘクタールのうち耕作放棄地は62 ヘクタールに及んでいる。このような状況下で、今回の新たな農業振興施策が制度化された。制度は全国的にも珍しく、市民の農業参入を容易にする先駆けとな るもので農業関係者から注目されている。

新規就農の相談者増える

県内で農業を目指す人たちが通う農業アカデミー(旧神奈川県立農業大学校)の卒業生などから、南足柄市農業委員会事務局に新規就農に関する相談が増えてきているという。相談件数は現在14件(個人12件、法人2件)で、家族連れや女性からの相談もある。

古屋富雄市農業委員会事務局長は「遊休農地の解消や食料自給率の向上を図るために南足柄市ならではの農業参入システムを導入した。反響の大きさに驚いてい る。農業委員さんの理解・協力なしにはできないもので、行政委員会ができる最大限の農業振興を委員さんと共に形あるものにしていきたい」と話す。

農業参入への垣根を低くした、南足柄市のシステムとは

目的や用途に応じた3つの柱からなる(図1参照)。

(1)新規就農を推進【南足柄市新規就農基準】/対象=就農希望者、法人、耕作面積1,000平方メートル以上

(2)市民農業者の利用を推進【市民農業者制度】/対象=定年退職者等、耕作面積(1,000平方メートル)~300平方メートル

(3)レクリエーション的な利用を推進【特定農地貸付、農園利用方式等の現行制度による利用】/対象=一般市民、耕作面積300平方メートル未満

農地の貸し借りは市農業委員会事務局が窓口になり、農業経営基盤強化促進法に基づき、利用権を設定する。詳細は南足柄市農業委員会事務局、電話0465(74)2111(代表)へ。

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www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090925/183611/



「ジャガイモ、焼きイモ、ご飯一膳」になるかもしれない~『食料自給率100%を目ざさない国に未来はない』

2009年9月25日

(NPO連想出版 新書マップ編集部 川井 龍介)



食料自給率100%を目ざさない国に未来はない
島崎 治道 著
集英社新書
714円

休日になるとスーパーに出かけ、酒の肴や夕飯の素材を買いに行くのだが、売り場の食材のなかになんと外国産が多いことか。水産品をみればアメリカ産のホッケにチリ産の塩鮭、ロシア産の明太子にモロッコ産の真ダコ……。肉売り場に行けば、オーストラリアからのステーキ用牛肉や、カナダやアメリカからの豚肉などこれもまた外国勢がにぎやか。野菜も中国産はもはや一般的だし、果物はいうまでもなくバナナをはじめ外国産の歴史は長い。

記憶をたどってみると、生鮮食料品について国産ではない商品が並びはじめたころは、「え?外国産の魚?」と“引いた”のが、いつの間にかほとんど抵抗がなくなってしまった。これほどまでに今やあたりまえになった輸入食品だが、もしこれらが仮に今すべて途絶えたら? 農水省が想定しているこの際の日本人の食生活を本書が紹介している。これがすごい。

1日2000キロカロリー程度を確保しようとすると、「朝食は、ご飯が軽めの一膳、蒸したジャガイモ二個、ぬか漬け一皿。昼食は、焼きイモ二本、蒸したジャガイモ一個、リンゴ四分の一。夕食は、ご飯が軽めの一膳、焼きイモ一本、焼き魚一切れ。調味料は、一日で砂糖小さじ六杯と油0.6杯のみ。その他、うどんが二日に一杯、みそ汁も二日に一杯、納豆は三日で二パック、牛乳は六日でコップ一杯、卵は七日に一個、肉は九日で一食」。

この事実をどうとらえるか。お金を出せば輸入できるから、これは単なる仮説に過ぎないと思っているような人は、市場原理主義に毒されている。水や食べ物という人間の生存に不可欠なものは金には換えられない価値がある。地球的規模の気候変動による穀物の生産量の低下をはじめ、鳥インフルエンザなどが輸出国で発見された場合や、自然災害、テロによって輸出ができなくなった場合など、食料品価格が高騰、あるいは必要な量を確保できなくなる危険性を踏まえれば、そのタイトルが示すとおり、日本は農業、食糧政策を改め、食料自給率をかぎりなく引き上げるべきだ──と農業と食料論を専門とする本書の著者は提唱する。

というのもわが国の食料自給率は40%。アメリカ(128%)、フランス(122%)、ドイツ(80%)、イギリス(70%)といった先進諸国と比べても格段に低い。しかし、明治時代の1880年ごろまでは日本も自給率100%だったという。どうしてここまで下がったかを本書は歴史をたどって明らかにし、現在の国の農政を批判する。

一例を挙げれば、他の先進諸国は自給率を確保するため自国の農業を保護する政策をとっているのに対して、日本は市場原理に委ね過ぎているという。そう言われてみると、他国はグローバリズムのなかでも農業という特殊な産業への配慮があるのに対して、日本は対応が単純だという気がする。

昨今の地球温暖化による農産物への影響やウイルスなどが食品に及ぼす影響を考えると、著者のいうように広い意味での「地産地消」を推進すべきだと痛感する。加えて、なにより食べ物は文化でもある。外国の食品に偏見があるわけではないが、日本的な食べ物くらい日本の土壌で生まれたものを口にしたいという素朴な気持ちは誰にでもあるのではないか。


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www.business-i.jp/news/bb-page/news/200909250082a.nwc


生息地奪う哺乳類 奪われる哺乳類

2009/9/25

スイスに本部を置く国際自然保護連合(IUCN)が15日発表した報告書によれば、地中海沿岸地域にすむ野生のクマ、ロバ、大型ネコ科動物と人間との共存が難しくなっている。この地域に生息している哺乳(ほにゅう)類の6種に1種が絶滅する可能性があるという。

絶滅が危惧(きぐ)されるのはスペインオオヤマネコ、地中海モンクアザラシ、バーバリーマカク(英領ジブラルタルに生息する特定動物のサル)など。

地中海に接しているこの地域では、すでにライオン、トラ、カバが絶滅している。絶滅がとくに危惧されているのは大型の草食動物、肉食動物、野ウサギだが、小型のネズミやリスのようなげっ歯動物、コウモリ、ハリネズミも、人間による開発や汚染で生き残りが難しくなっているという。

報告書の共同執筆者の一人、アンナベル・クッテロド氏は「最大の脅威は生息地の破壊。危機に直面している動物の9割が生息地を奪われている」と指摘する。

国連食糧農業機関(FAO)によれば、農業、外来種の侵入、土地開発が、この地域の哺乳類にとって最大の脅威。同地域の人口は31カ国で4億2700万人で、米国の約1.5倍に相当する。

研究者らは、同地域でクジラやイルカを除いて320種の哺乳類を確認している。そのうちの3%にあたる9種が、近い将来、絶滅の危険性が極めて高い「絶滅危惧IA類」に分類される。次いで危険性が高い「絶滅危惧IB類」は全体の5%。絶滅の危険が増大している「絶滅危惧II類」は8%で、この中にはヒグマが含まれる。

IUCNによれば、同地域内で生息する哺乳類の種類が最も豊富な国はトルコ。同国は絶滅が危惧される種類も多く、イスラエルとモロッコが次に続いている。

動物保護区域の適切な管理と化学肥料への依存を減らした農業で生息地の破壊を抑えることが哺乳類絶滅の脅威を減らせると、IUCNは報告している。(Jeremy van Loon、Alex Morales)


Bloomberg








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